「訪問看護ステーション まるっとけあ」の看護師が、現場でよく使われる医療専門用語をやさしく解説。
医療現場でよく出ることばを知ろう
訪問看護の現場では、専門職が当たり前のように使っていることばがたくさんあります。
医師や看護師、リハビリ職が毎日使っている用語は、初めて聞くと少しむずかしく感じるかもしれません。
最近は異業種から医療や介護の世界に入ってくる経営者やスタッフも増えています。
そんな中で

「そのことば、どういう意味?」
と感じた経験はありませんか。
今回は訪問看護ステーションまるっとけあで実際によく耳にする専門用語を、わかりやすくまとめました。
シリーズとして毎月紹介していく予定なので、ぜひ参考にしてください。
日常生活動作を示すADL
「Activities of Daily Living(ADL)」は、日常生活動作のことを指します。
これは人が毎日生活していくために必要な基本的な動きの集まりです。
例えば食事や着替え、顔を洗う、トイレに行く、入浴するなどの身の回りの動作。
また、歩く・立ち上がるなどの移動動作、家事や運転などの生活関連動作も含まれます。
リハビリ職が行うADL評価では、どの動作が自分でできるかを細かく確認します。
介助が必要な動作や、補助具を使えばできる動作を知ることは、その人の生活を支える上でとても大切です。
訪問看護ステーションまるっとけあでは、ご利用者の暮らしに合った支援計画を立てるために、この評価を丁寧に行います。
状態を理解するアセスメント
「Assessment(アセスメント)」は、評価や査定という意味です。
看護師やリハビリ職が、患者さんの状態を主観的・客観的にとらえ、問題点や必要なケアを考えます。
一人では分からない情報があれば、スタッフ同士が話し合いながら確認していきます。
訪問看護ステーションまるっとけあの現場でも、看護師とリハビリ職が互いに相談しながらアセスメントを進め、最適な支援方法を探ります。
安静が必要なベッドレスト
「Bed rest(ベッドレスト)」とは、安静臥床(あんせいがしょう)のことです。
体を休めるためにベッドに横たわり、できるだけ動かずに過ごすことを意味します。
大きな手術の後や体調が不安定なときに必要とされることがあります。
訪問看護では、無理のない姿勢や体位変換の方法をアドバイスしながら、安心して休める環境を整えます。
褥瘡とも呼ばれる床ずれ
「Bedsore」は床ずれ、つまり褥瘡(じょくそう)のことです。
長時間同じ姿勢で寝ていると、体の一部に圧力がかかり、皮ふやその下の組織が傷ついてしまいます。
訪問看護ステーションまるっとけあでは、予防のために体位を変えるタイミングや専用のクッションの使い方などをお伝えします。
早めの発見と対応がとても大切なケアの一つです。
退院までの道筋を示すクリニカルパス
「Clinical pathway(クリニカルパス)」は、入院から退院までの計画表のことです。
治療やリハビリの流れを示したもので、患者さんや家族が安心して過ごせるように役立ちます。
訪問看護を受ける方の中には、退院後の生活が不安という声も少なくありません。
クリニカルパスを理解しておくと、医療スタッフとの話し合いがスムーズになり、退院後の準備も安心です。
専門用語を知ることは安心につながる
医療職以外の人がすべての専門用語を覚える必要はありません。
しかしよく使われる言葉を少し知っておくことで、医療従事者とのやり取りがぐっと楽になります。
訪問看護ステーションまるっとけあでは、ご利用者やご家族が安心して話せるよう、言葉の説明も丁寧に行っています。
知らない言葉があれば、そのままにせず気軽に質問してください。
医療や介護は一人で進めるものではなく、みんなで支えるものです。
これからも現場で役立つ用語を毎月紹介していきますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
「事前説明会」も随時開催しております

訪問看護に興味がある方、入社を悩んでいる方、今すぐではないけど入社を検討されている方等、訪問看護に関する不安を取り除いていただくために事前説明会を随時開催しております。
お申込みの際は、「ご希望日時」を必ず入力ください。(日程調整の上、ご返信させていただきます。)
また、事前に質問内容や確認事項などをご入力いただけますと、資料などをご用意いたします。
当日の面接(履歴書、職務経歴書、免許証(資格証明)、筆記用具持参)も可能です。
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