訪問看護では、利用者さんの命を守るために、24時間365日の対応体制が求められます。
その中で欠かせないのが「オンコール勤務」です。
急変時などの連絡に備え、看護師が夜間や休日も待機し、必要に応じて出動する体制を整えています。
しかし、このオンコール勤務は、緊張感やプレッシャー、夜間出動の可能性などによって、心身への負担が大きくなることがあります。
特に「睡眠不足」は、多くの訪問看護師が抱える課題のひとつです。
そこで今回は、実際に現場で働く訪問看護師の視点から、オンコール当番日を少しでも楽に乗り切るための工夫をご紹介したいと思います。
訪問看護師として日々奮闘する皆さんにとって、少しでもヒントになれば幸いです。
事業所全体でオンコール体制を整える工夫
オンコール勤務は、決して一人で抱えるものではありません。
訪問看護ステーションまるっとけあでは、オンコールのシフトを管理者とスタッフで相談しながら調整しています。
個々の状況を踏まえて、無理のないスケジュールを組むことで、負担の分散を図っています。
また、当番外のスタッフもフォローできる体制をつくり、誰か一人に過剰な責任がかからないよう心がけています。
チーム全体で支え合う体制が、結果的に安心感につながるのです。
就寝前のリラックスタイムを意識する
オンコール当番の日は、いつ電話が鳴るか分からない緊張感から、寝つきが悪くなることもあります。
そんな時に有効なのが、就寝前のリラックスタイムです。
簡単なストレッチや深呼吸、短時間の瞑想などで、心と身体の緊張をゆるめましょう。
照明を少し暗めにしたり、スマートフォンの使用を控えるだけでも効果があります。
リラックスすることで、質の良い睡眠がとれやすくなります。
睡眠補助グッズで環境を整える
睡眠の質を上げるためには、環境づくりも大切です。
アイマスクや耳栓、アロマオイルなどを使うことで、心地よい眠りにつながります。
ヒーリング音楽や自然音のBGMを流すのもおすすめです。
また、エアコンの設定温度や湿度にも気を配ることで、快適な睡眠環境が整います。
眠りが浅くなりがちなオンコール当番日だからこそ、こうしたグッズを活用することがポイントになります。
適度な運動で心身をリフレッシュ
オンコールがある日は、身体を動かす時間を少しでもつくりましょう。
激しい運動でなくても、ウォーキングやヨガなど、軽い運動でも十分です。
ジムに通うのも良いですが、出勤前や夕方に軽く身体をほぐすだけでもリフレッシュできます。
血行がよくなることで、睡眠の質が向上し、オンコール中も身体の負担を軽くできます。
また、運動は気分転換にもなるので、精神的なストレスの解消にもつながります。
自分をケアする意識を持とう
オンコール勤務は、看護師の責任感だけで乗り越えるものではありません。
事業所による体制の見直しとあわせて、看護師自身が「自分をケアする意識」を持つことがとても大切です。
自分に合った方法でリラックスしたり、無理をしすぎないこと。
同僚と悩みを共有したり、困ったときに声をかけ合える環境づくりも重要です。
訪問看護はチームで行う仕事です。
だからこそ、一人で頑張りすぎず、皆で支え合って乗り越えていきましょう。
看護師として安心して働ける場所を選ぶこと
訪問看護ステーションまるっとけあでは、スタッフが安心して働けるような仕組みづくりを進めています。
オンコール勤務も、その一部です。
「働きやすさ」と「やりがい」を両立するためには、職場の体制だけでなく、そこで働く人の想いが大切です。
訪問看護師として長く続けていくためにも、自分に合った環境を選び、自分を大切にすることを忘れないようにしましょう。
「訪問看護ステーションまるっとけあ」では、一緒に働く仲間を募集しています。
オンコール体制や働き方について気になることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「事前説明会」も随時開催しております

訪問看護に興味がある方、入社を悩んでいる方、今すぐではないけど入社を検討されている方等、訪問看護に関する不安を取り除いていただくために事前説明会を随時開催しております。
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また、事前に質問内容や確認事項などをご入力いただけますと、資料などをご用意いたします。
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