訪問看護の仕事とリーダーシップの関係
訪問看護の現場では、一人一人が判断し行動する場面がとても多くあります。
私は訪問看護ステーションまるっとけあで働く中で、役職に関係なく主体的に動く看護師さんが、利用者様やご家族から信頼されているのを感じています。
今回は、その中でも特に大切だと感じている「セルフリーダーシップ」についてお話ししたいと思います。
セルフリーダーシップとは何か
近年、言われたことをそのまま行うだけではなく、自ら考えて動く力が強く求められるようになりました。
変化の多い時代だからこそ、指示を待つ姿勢だけでは対応が難しくなっています。
セルフリーダーシップとは、自分自身を導く力のことです。
与えられた課題を「自分ゴト」としてとらえ、自分が望む方向へ進むために判断し行動する力を指します。
誰かに決めてもらうのではなく、自分で考えて一歩踏み出す姿勢が大切になります。
訪問看護では、利用者様の状態や生活背景が一人一人違います。
そのため、マニュアル通りにいかない場面も多くあります。
そんな時に必要なのが、このセルフリーダーシップです。
セルフマネジメントとの違い
セルフリーダーシップと似た言葉に、セルフマネジメントがあります。
この二つは混同されやすいですが、意味は少し異なります。
セルフマネジメントとは、自分の体調や気持ち、仕事の進め方を整える力です。
どうすれば課題を解決できるのかを考え、自分の状態ややる気を管理する力とも言えます。
一方でセルフリーダーシップは、目指す方向を自分で決め、そこへ向かって行動する力です。
主体的に判断し、責任を持って進む姿勢が求められます。
つまり、セルフリーダーシップを発揮するための土台として、セルフマネジメントがあると考えると分かりやすいですね。
自分を整えられてこそ、自分を導くことができる、ということです。
訪問看護でセルフリーダーシップが求められる理由
訪問看護の現場では、上司や同僚が常にそばにいるわけではありません。
利用者様のご自宅で、一人で判断しなければならない場面が多くあります。
例えば、体調の小さな変化に気づいた時や、ご家族の不安が強い時など、その場でどう行動するかは、看護師自身の判断に委ねられます。
「聞けば分かる」「後で相談すればいい」という考え方だけでは、対応が遅れてしまうこともあるのです。
だからこそ、自ら考え、行動する力がとても重要になります。
訪問看護ステーションまるっとけあでも、セルフリーダーシップを大切にしています。
一人一人が考え、意見を出し合うことで、チーム全体の質が高まると思っています。
セルフリーダーシップを高めるために大切なこと
セルフリーダーシップを高めるために、まず考えてほしいのが「自分はどうありたいか」です。
どんな看護師になりたいのか。
どんな関わりを大切にしたいのか。
これを言葉にしてみることで、自分の軸が見えてきます。
目指す姿がはっきりすると、行動も選びやすくなります。
次に大切なのは、目標に向かって行動することです。
小さな一歩でも構いません。
実際に動くことで、判断力や自信が少しずつ育っていきます。
そして、結果に対して自分で振り返ることも大切です。
うまくいったこと。
うまくいかなかったこと。
どちらも次につながる大切な経験です。
セルフリーダーシップがチームにもたらすもの
セルフリーダーシップを持つ人が増えると、チーム全体の雰囲気も変わります。
誰か一人に負担が偏ることが減ります。
自然と助け合いが生まれます。
訪問看護は、一人で完結する仕事ではありません。
情報共有や連携がとても重要です。
主体的に動ける人が増えることで、より良い看護が提供できるようになります。
✅自分自身が納得して働けること。
✅組織からも必要とされる存在になること。
そのためにも、セルフリーダーシップを磨いていきましょう。
訪問看護ステーションまるっとけあでは、これからも一人一人の成長を大切にしながら、より良い看護を目指していきます。









