訪問看護が気になるけど不安なあなたへ 安心して始めるヒント

訪問看護に興味はあるけれど、一歩踏み出す勇気が出ない。
そんな不安を感じている方は少なくありません。

特に、これまで病院勤務しか経験していない看護師にとって、訪問看護はまったく違う世界に見えるかもしれません。
しかし、私自身も病棟から訪問看護へ転職した一人として言えるのは、不安があっても大丈夫！ということ。
今日は、そんな訪問看護への不安を少しでも和らげるためのお話をさせてください。

まず、訪問看護の大きな特徴は「患者さんの自宅へ出向く」という点です。
病棟では複数のスタッフと一緒に働くのが基本ですが、訪問看護は原則「1人で訪問」します。
この「1人で」というところに、不安を感じる方がとても多いように思います。
判断に自信がない、自分に責任があるように思えて怖い、という声もよく聞きます。

また、車の運転や、訪問先までの道順、初めて会う利用者さんとのコミュニケーションなど、病棟勤務とはまったく違うスキルも求められます。

多くの方が勘違いしやすいのが、「訪問看護は一人で全部やらないといけない」と思ってしまうことです。
ですが、実際にはチームで連携を取りながら働いています。

私が勤務している「訪問看護ステーションまるっとけあ」でも、毎日の情報共有やミーティングをしっかり行っています。
判断に迷うときは、もちろん管理者や先輩スタッフに相談できますし、記録を共有することで他の看護師とも連携できます。

また、訪問後の振り返りやケース検討会もあり、1人では気づかなかったこともチームでシェアしサポートし合える環境があります。
不安を感じたとき、誰かにすぐ相談できるのは大きな安心材料だと思います。

私自身、訪問看護に転職したときはまったく経験がありませんでした。
初日はとても緊張しましたし、「本当に自分にできるのか」と自問自答したのを覚えています。

ですが、訪問看護ステーションまるっとけあでは、しっかりとした同行研修があり、実際に先輩と一緒に訪問を重ねていく中で少しずつ慣れていくことができました。利用者さんの生活の場に入り、じっくり向き合える訪問看護は、病棟とはまた違ったやりがいを感じられるものです。

1回1回の訪問が、看護師としての成長につながっていくのを実感できる仕事でもあります。

訪問看護には、病棟では味わえない魅力がたくさんあります。

たとえば、利用者さんと1対1で向き合える時間が多くあること。
じっくり話を聞き、生活の中で必要な支援を考えることができます。

また、訪問するたびに「ありがとう」と言われることも多く、やりがいを感じる瞬間がたくさんあります。
自分の判断で動く場面もありますが、それが看護師としての大きな自信にもなっていきます。

さらに、訪問看護は時間の使い方も比較的柔軟で、働き方の選択肢も広がります。
子育て中の方や、ワークライフバランスを大切にしたい方にもおすすめだと思います。

訪問看護に対して不安を感じるのは当たり前です。
大事なのは、その不安を「どう乗り越えるか」です。

まずは、見学や体験同行をしてみるのがおすすめです。
実際の現場を見てみると、イメージが大きく変わることがあります。

また、先輩看護師の話を聞いたり、疑問をぶつけてみたりすることで、漠然とした不安が具体的になり、対応策が見えてきます。

不安だからこそ、一歩踏み出すことが大切です。
そして、その一歩があなたを大きく成長させてくれるのです。

訪問看護は決して「特別な人」だけの仕事ではありません。
他の職業と同じように、誰もが働きながら成長していく仕事です。
誰もが最初は未経験ですし、経験を積むことで確実に力がついていきます。
私自身も、最初の不安が嘘のように感じるほど、今では訪問看護の仕事が好きで、この仕事を選んで本当によかったと感じています。

「やってみたいけど不安…」というあなた。
まずは、一度「訪問看護に触れてみる」ことから始めてみませんか？

私たち「訪問看護ステーションまるっとけあ」では、そんなあなたの一歩を全力でサポートしています。