転職を考えるきっかけと訪問看護を選ぶ理由

看護師として働いていると、ある時ふと「このままでいいのだろうか」と立ち止まる瞬間があります。
夜勤や長時間勤務による体調の変化、家庭や子育てとの両立、そして「もっと患者さんと深く関わりたい」という想い。 
そんな中で「訪問看護」という選択肢に目を向ける方が増えています。

特に病院で3〜6年ほど働き、管理職を目指すかどうか悩む時期に転職を考える方が多い印象です。
若い頃は夜勤もこなしてきたものの、生活リズムや健康面を考えて日勤を希望するようになる。
家族との時間を大切にしたくて土日休みを求める。
このように「働き方」を意識した転職理由は少なくありません。

また、急性期病院で働いてきた看護師さんの場合、患者さんが手術後すぐに退院や転院してしまうため「もっと継続的に関わりたい」という気持ちを持つ方がいます。
在宅医療でその人らしい生活を支えたいという想いから、訪問看護を選ぶケースも増えているのです。

訪問看護の仕事で求められる役割と特徴

訪問看護の仕事はとても幅広い内容を含んでいます。
バイタルチェックや点滴、服薬管理、カテーテルや胃瘻などの医療処置。
それに加えて、ターミナルケアや看取り、リハビリを中心とした生活支援、精神的ケアや排泄介助などもあります。
患者さん一人ひとりの生活背景に寄り添い、その人に合ったケアを届けるのが訪問看護師の大切な役割です。

一方で、介護と看護の区別が曖昧になることもあります。
そうした場合はステーションごとに役割分担のルールをつくり、患者さんやご家族とも共有することで、看護師が過度な負担を背負わないように工夫しています。

病院と違って夜勤はありませんが、交代制で「オンコール対応」があるのも特徴です。
緊急時に備え、自宅待機の時間も大切な業務の一部となります。

訪問看護師に必要なスキルとは

訪問看護では、熱意ややる気だけでは不十分です。
病院のように医師や検査機器がすぐそばにある環境ではないため、看護師一人で判断しなければならない場面が少なくありません。

例えば、患者さんの急変。
訪問までに時間がかかるため、日頃の小さな変化に気づき、ご家族が安心して過ごせるようにサポートする力が求められます。
また、限られた設備の中で病状を判断するため、これまでの経験やアセスメントスキルが生きてきます。

特に重視されるのは以下のスキルです。

  • アセスメントスキル:患者さんの体調変化を的確に読み取る力
  • 急変対応の経験:現場で判断し行動できる力
  • 他職種との連携:医師、リハビリスタッフ、ケアマネジャーなどとの協力

これらのスキルを持つことで、在宅医療の現場でより安心できる看護を提供できるのです。

訪問看護に転職する前に考えておきたいこと

訪問看護は「患者さんの暮らしを支える」という大きなやりがいがあります。
しかしその一方で、責任の重さや判断力が試される場面も多くあります。

大切なのは、条件だけで職場を選ばないこと。

「日勤だから」
「土日休みだから」


だけで決めてしまうと、実際に働き始めてからミスマッチを感じて転職を繰り返してしまうことになりかねません。

自分が看護師としてどうありたいのか。

どのようなキャリアを築きたいのか。


将来を見据えて考えた上で選択することが、長く働き続けるための大切なポイントです。

訪問看護ステーションまるっとけあでは、そんな前向きな想いを持つ看護師さんを歓迎しています。
どうぞお気軽にお問合せください。

「事前説明会」も随時開催しております

訪問看護に興味がある方、入社を悩んでいる方、今すぐではないけど入社を検討されている方等、訪問看護に関する不安を取り除いていただくために事前説明会を随時開催しております。

お申込みの際は、「ご希望日時」を必ず入力ください。(日程調整の上、ご返信させていただきます。)
また、事前に質問内容や確認事項などをご入力いただけますと、資料などをご用意いたします。

事業所へお越し頂いた場合は当日の面接(履歴書、職務経歴書、免許証(資格証明)、筆記用具持参)も可能です。
勤務日、勤務時間等のご希望を考慮致します。まずはお気軽にご相談ください。