訪問看護師として働くと、病院勤務では経験しないようなトラブルに出会うことがあります。
移動や時間管理、患者さんやご家族との関わり方など、在宅看護ならではの課題が多いのです。
この記事では、訪問看護の現場でよくあるトラブル3つを紹介し、それぞれの解決方法も詳しくお伝えします。
訪問先でトイレが見つからないときの対策
訪問看護師として患者さんのご家庭に伺うことが多いですが、訪問先でお手洗いを借りるのは難しいケースが少なくありません。
衛生面への配慮や気兼ねがあるため、基本的に訪問中はトイレを借りない方針のところが多いのです。
そのため、訪問と訪問の合間やお昼休憩のタイミングでトイレを済ませておくことがとても重要です。
あらかじめコンビニや公共施設の場所を把握しておくと安心ですね。
トイレに行きたいのに行けない状態は、体力的にも精神的にも大きな負担になりますので、
スケジュールを組む際は、移動の合間に休憩が取れるよう計画するのがポイントです。
訪問先で迷子にならないための工夫
訪問看護師は、日々さまざまなエリアを移動します。
慣れた訪問先なら問題ありませんが、新しい訪問先が増えると道順を間違えることもあります。
特に住宅街やマンションが多い場所では、似たような建物が多く、目的地が分かりにくい場合もあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、
- 出発前に地図やナビアプリでルートをしっかり確認しておくことが大切です。
- 駐車場が分かりにくいお宅もあるので、詳細な場所までチェックしておくと安心です。
- 万が一道に迷った場合は焦らず、早めに事業所や訪問先へ連絡を入れることも必要です。
- 余裕を持った移動時間を確保しておくことが、訪問スケジュール全体を守るためのポイントです。
帰り際の会話が長引くときの対処法
訪問看護では、ケア終了後に患者さんやご家族とお話しする時間が多くなります。
中にはご家族の健康相談や日常の悩みを打ち明けられることもあり、会話が長引くケースも・・・
こうした場面をうまく切り上げるには、
訪問の最初に「本日は〇時まで伺います」とお伝えしておくのがおすすめです。
会話が長くなった場合は

「次の訪問があるので、また次回お話しさせてください」
と優しくお伝えすると角が立たないように思います。
訪問看護師には、時間管理と同時に相手を不快にさせないコミュニケーションスキルも求められるのです。
訪問看護はやりがいが大きい仕事
ここまで、訪問看護師ならではのトラブルと解決法をご紹介しました。
トイレや移動、時間のやりくり、会話のコントロールなど、病院勤務ではあまり経験しない課題もあるかもしれません。
ですが、こうした課題をチームで解決していくことは大きなやりがいにつながります。
訪問看護の仕事は、患者さんやご家族とじっくり関わることができ、生活の場に寄り添えるのが魅力です。
訪問のたびに「来てくれてありがとう」と言っていただけるのは、訪問看護ならではの喜びです。
地域の方々の生活を支えるために自分の力を発揮できるのもまた、この仕事の大きな魅力といえるでしょう。
訪問看護ステーションまるっとけあで一緒に働きませんか
訪問看護ステーションまるっとけあでは、看護師や理学療法士などスタッフを募集しています。
在宅で生活するご利用者さまやご家族に寄り添い、一人ひとりに合ったケアを提供するお仕事です。
当ステーションでは、スタッフ全員が安心して働ける環境づくりを大切にしています。
訪問が初めての方でもすぐに相談できるチーム体制が整っており、安心してスタートできます。
訪問看護に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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訪問看護に興味がある方、入社を悩んでいる方、今すぐではないけど入社を検討されている方等、訪問看護に関する不安を取り除いていただくために事前説明会を随時開催しております。
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また、事前に質問内容や確認事項などをご入力いただけますと、資料などをご用意いたします。
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