家庭と仕事の両立に悩むママさん看護師へ

訪問看護の仕事に挑戦するママさん看護師にとって、「家庭と仕事の両立」は大きなテーマだと思います。

実際に私も訪問看護師として働く中で、多くのママさん看護師たちが同じ悩みを抱えている姿を見てきました。

仕事も家庭も大切。
でも、両方に全力を注ごうとすると、心も体も疲れきってしまいますよね。

今回は、訪問看護と家庭・子育てを両立するために、実際に現場で働く中で見えてきたポイントをお話しします。

完璧を目指さないことが第一歩

「ちゃんとしなきゃ」
「全部自分でやらなきゃ」

そう思ってしまうのは、とても分かります。

でも、1日は24時間。
すべてを完璧にこなすことは現実的ではありません。

まずは「毎日やらなければならない」と思っていた家事を見直してみましょう。

例えば、
・掃除は週に数回にする
・ご飯は週末にまとめて作って冷凍する
・洗濯は家族にも協力してもらう

といった工夫で、家事の負担を減らすことができます。

地域の当番や学校の行事も、本当に自分がやるべきことなのかを考えるきっかけになります。

外注できるものは思い切ってプロに任せる。
家族にできることは、素直にお願いしてみる。

「私にしかできないこと」「私がやってあげたいこと」
この2つを基準に、タスクの優先順位を決めていくのがポイントです。

自分の基準で優先順位をつける

他人と比べて「私はダメだ」と感じてしまう方も多いと思います。

でも、他の誰かと同じ基準で頑張る必要はありません。
あなたの生活スタイル、家族構成、勤務形態に合った「自分だけの優先順位」を考えてみましょう。

大切なのは、家庭と仕事のどちらにも「納得」できる選択をすることです。

「今日は子どもとの時間を優先する」
「今日は訪問件数が多いから、ご飯はテイクアウトで」
そんな風に、柔軟にバランスをとっていけると良いですね。

仕事は持ち帰らない意識を

訪問看護の仕事では、直行直帰や電子カルテの導入で、
仕事とプライベートの境界があいまいになりやすいです。

「あとで記録を書こう」と思って持ち帰ってしまうと、夜遅くにパソコンに向かう羽目になる…なんてことも。

子どもを寝かしつけた後、ようやく座って記録…
それでは心も体も休まりません。

私が実践していたのは、

「記録は必ず業務時間内に終わらせる」と決めること。

隙間時間をうまく使ったり、ルーティンを決めることで、効率よく業務をこなせるようになりました。
仕事を家に持ち込まないことで、自分の時間も家族との時間も大切にできます。

自分だけで抱え込まない工夫を

「母親なんだから」「看護師なんだから」と自分にプレッシャーをかけていませんか?

家事代行サービスや、食材宅配サービスもどんどん活用しましょう。

私の知っているママさん看護師は、朝の時短のために制服で寝たり(笑)、子どもとの時間を確保するために夕方の訪問件数を調整したりしていました。

今は柔軟な働き方を支援してくれる職場も増えてきました。

訪問看護を長く続けるために

仕事も家庭も、どちらも「やりがい」があるものです。
でも、どちらも「無理をしないこと」が大切です。

自分の体と心が元気であることが、家族にとっても、利用者さんにとっても、いちばんの安心になります。

訪問看護師として働く皆さんが、家庭と仕事のバランスを上手に取りながら、
長く、安心して働き続けられることを願い、応援しています!

「事前説明会」も随時開催しております

訪問看護に興味がある方、入社を悩んでいる方、今すぐではないけど入社を検討されている方等、訪問看護に関する不安を取り除いていただくために事前説明会を随時開催しております。

お申込みの際は、「ご希望日時」を必ず入力ください。(日程調整の上、ご返信させていただきます。)
また、事前に質問内容や確認事項などをご入力いただけますと、資料などをご用意いたします。

事業所へお越し頂いた場合は当日の面接(履歴書、職務経歴書、免許証(資格証明)、筆記用具持参)も可能です。
勤務日、勤務時間等のご希望を考慮致します。まずはお気軽にご相談ください。